蛇の目傘は昔から婚礼などのおめでたい時に使用されてきました。
山陰地方では、嫁入り道具の一つとしても、用いられていました。
傘には魔除けの意味も有りますが、末広がりの形から、一つ屋根の下末永く幸せに…
と言う思いも込められています。
また、「蛇の目傘」の名前の由来は丸い目の模様が蛇の目の様に見える事からそう呼ばれていますが、
現在では色々な種類の物が有ります。
基本的に共通する事は、着物の帯等が濡れない様大きめに作られており、
番傘より骨も細く細身に仕上がっている為同じ大きさの番傘と比べると、かなり軽く女性でも持ちやすくなっています。
また、シンプルな作りの番傘とは違い、装飾が多い事も特徴です。
・柄竹(持ち手)は木製で黒漆仕上げ、持つ部分は滑り止めと装飾を兼ねて「本籐」が巻かれています。
・また、柄を傷つけたりしない様下の部分には「石突き」がついています。
・小骨は染められており、糸飾りが施されています。
・初音では、「丸目」もありますが、様々な形の「目」を製作しています。
蛇の目傘 単色
一番シンプルな単色の和紙を張った蛇の目傘です。
内側の糸の飾りも木綿糸でシンプルな仕上がりです。
その他色はご相談ください
価格(税込)
1尺9寸 47,000円(税込)
夜桜蛇の目傘
夜の様な紺地にピンクの桜型の「目」 桜吹雪と、星型の糸飾りで
夜桜をイメージした「蛇の目傘」です。
桜吹雪の様な花びらが中から透けて雨の日に傘を差し、桜の下を歩いた気分に…
価格(税込)
1尺9寸 60,500円(税込)
桔梗蛇の目傘
赤地に黄色の桔梗型の「目」、桔梗の花をイメージした糸飾りが施されています。
桔梗の花には「永遠の愛」と言う意味もあり、白の婚礼衣装等も赤と黄色で華やかに彩られます。
価格(税込)
1尺9寸 60,500円(税込)
蛇の目傘(丸目)
歌舞伎の助六が使う傘を模して製作しました。(全く同じでは有りません)
男性でも粋に持てる蛇の目傘です。
価格(税込)
1尺9寸 55,000円